シルバーな銀貨と錬金術
今回は銀について。日本ではかつてしろがね(白銀)と呼ばれ、1gの銀はなんと約2200mの線に伸ばすことができるそうです。理論値でしょうが、いっぺんどのくらい伸びるか挑戦してみたいですね。その様子をYoutubeで公開したら僕もきっと人気Youtuberの仲間入り・・・なんて一瞬甘い夢を見ましたが、僕の編集能力では黙々と銀を叩いて伸ばすとんでもなく地味な画ができあがりそうです。Youtuberってスゴイ。やっぱヒカキンはスゴイ。そして話は戻りますが銀だってスゴいんです。古代は紀元前3000年頃から登場したようで、一時は金よりも高い価値を持っていたというのです。金はそのままの形で掘り出されますが、銀は自然銀としてはなかなか見つかりにくかったため、という理由ではありますが。その後、精錬技術が発達したことにより効率よく銀が取り出せるようになってからは立場が逆転してしまったようですね。さて、日本ではいつごろ算出されたのでしょうか。これが諸外国に比べて遅く、飛鳥時代になって初めて対馬銀山から銀が算出されました。日本の銀貨はというと・・・
ざっと上げてみるとこんなところです。この銀貨について色々調べていたところ、19世紀後半、ファミコンの大技林にのってそうなアホみたいな錬金術のせいで日本の貴重な金が失われていったことがわかりました。
簡単に説明すると
僕の国から4枚の銀貨を持ち込むよ!
僕の国の銀貨は日本の銀貨12枚の価値があるらしいぞ!
この銀貨12枚が小判3枚になったよ!
自分の国に持ち帰った小判3枚が銀貨12枚になったよ!(!?)
僕の国から12枚の銀貨を(以下エンドレス)
こんな酷い状況がしばらく続いたらそりゃ金もなくなるよね。結局、万延の改鋳で純金量を1/3に抑えることで落ち着いたみたいですが、これがなければ日本にはもっと金が残ってたんでしょうね…。
あれ?銀の話してたはずなのに金の話になってた・・・。
以上、金ってやっぱりいいよねもとい銀のお話でした!