子どもたちが持っていた古銭

子どもたちがなにやらコインで遊んでいるので、なにしてんの?とのぞいて見ました。

 

「おじいちゃんから貰ったー」といって差し出して来たのはいくつかの古銭と外国のお金。その中に、おや…見慣れない古銭が…

 

古銭に関わるブログを書いているものとしてはついつい価値が気になってしまいますので子どもたちから古銭を拝借。

ちょっとパパ!!などと後ろから非難の声が聞こえますがとりあえず聞こえないふりをしておきます。でも銭形平次が投げてたみたいなやつだしただの銅銭っぽいのでそんなに価値はないでしょう。

 

ちなみにうちの祖母は九州の田舎に住んでいるのですが子どもの頃しょっちゅう遊びに行っており、裏の畑からよく古銭が出土していました。今回の古銭もそれによく似た感じです。

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調べてみると、1875年~1908年の間、清の皇帝であった光緒帝の時代に発行された古銭のようです。裏側の模様っぽいものは満州語のようですね。(なんと書いてあるかはわかりませんでした。)発行された場所によってわずかにデザインが違うようで、おそらくこれは寶広局(造幣局みたいなところの一部)という局で発行されたものに思われます。

 

100年前でしかも清の古銭…これは価値に期待してもいいのか…?とおもいながら、いつも参考にさせていただいているサイトで価格を調べてみます。

(過去記事を参照)

 

穴銭の情報が…。どうもこちらのサイトは古紙幣や記念硬貨に関する情報は充実している印象ですが、古銭に関しては日本国内の一部の穴銭に絞って紹介している模様。

ということはあまり需要のない古銭なのかもしれません。

ヤフオクはどうかな…と見てみると、ちらほら出品はあるみたいですね。

 

…500円かぁ~~~。どうも大した価値はなさそうです。といっても、この一枚の銅銭が500円の価値を持つと考えると結構すごいことなのかもしれません。

 

光緒通宝を掌の上でころがしていると、なんとなく…本当になんとなくですが真ん中の穴がずれてるような気がします。ほら、まんなかの四角い模様に対して若干下にずれているような気がしませんか…!?

 

プリント位置や穴がずれているような穴銭は、エラーコインといってとても希少なもので、すごい価値がつくことがあります。実際、光緒通宝の穴がずれているものが出品されていて、その額がなんと1万円!

 

こ、これは期待できるのか??

 

などと淡い夢をみつつ、念のため、もしかしたらということもあるので念のため買取査定に出してみようと思います。

 

あっ!子どもたちに怒られる!

 

シルバーな銀貨と錬金術

 今回は銀について。日本ではかつてしろがね(白銀)と呼ばれ、1gの銀はなんと約2200mの線に伸ばすことができるそうです。理論値でしょうが、いっぺんどのくらい伸びるか挑戦してみたいですね。その様子をYoutubeで公開したら僕もきっと人気Youtuberの仲間入り・・・なんて一瞬甘い夢を見ましたが、僕の編集能力では黙々と銀を叩いて伸ばすとんでもなく地味な画ができあがりそうです。Youtuberってスゴイ。やっぱヒカキンはスゴイ。そして話は戻りますが銀だってスゴいんです。古代は紀元前3000年頃から登場したようで、一時は金よりも高い価値を持っていたというのです。金はそのままの形で掘り出されますが、銀は自然銀としてはなかなか見つかりにくかったため、という理由ではありますが。その後、精錬技術が発達したことにより効率よく銀が取り出せるようになってからは立場が逆転してしまったようですね。さて、日本ではいつごろ算出されたのでしょうか。これが諸外国に比べて遅く、飛鳥時代になって初めて対馬銀山から銀が算出されました。日本の銀貨はというと・・・

 

  • 無文銀銭
  • 和同開珎
  • 謎の銀銭片
  • 石州銀
  • 天正通宝
  • 慶長丁銀・豆板銀
  • 元禄丁銀・宝永四ツ宝丁銀
  • 明和五匁銀
  • 明和南鐐二朱銀
  • 天保一分銀
  • 安政二朱銀
  • 五十銭銀貨
  • 一円銀貨

 

ざっと上げてみるとこんなところです。この銀貨について色々調べていたところ、19世紀後半、ファミコンの大技林にのってそうなアホみたいな錬金術のせいで日本の貴重な金が失われていったことがわかりました。

簡単に説明すると

 

僕の国から4枚の銀貨を持ち込むよ!

 

僕の国の銀貨は日本の銀貨12枚の価値があるらしいぞ!

 

この銀貨12枚が小判3枚になったよ!

 

自分の国に持ち帰った小判3枚が銀貨12枚になったよ!(!?)

 

僕の国から12枚の銀貨を(以下エンドレス)

 

こんな酷い状況がしばらく続いたらそりゃ金もなくなるよね。結局、万延の改鋳で純金量を1/3に抑えることで落ち着いたみたいですが、これがなければ日本にはもっと金が残ってたんでしょうね…。

あれ?銀の話してたはずなのに金の話になってた・・・。

 

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以上、金ってやっぱりいいよねもとい銀のお話でした!

金貨とかっていいよね…ていうか金っていいよね

今日は金について。かつての日本はマルコ・ポーロの「東方見聞録」で黄金の国ジパングと記されるほど多くの金が産出されていました。有名なのは武田の黒川金山、佐渡金山、北海道の鴻之舞金山などですが、採算が取れるレベルでの金は軒並み掘りつくしてしまったのです。大判小判として発行された金はどうなったかというと、大半はいったん鋳つぶされてインゴットになり、海外に流出してしまったのですね。もし今現在自宅に大判・小判があるという方は大事にしましょう!文化的価値も高く、例えば品位が最高級の「天正菱大判金」という金貨はチューリヒで開催されたオークションでなんと1億円からスタートしたのです。桁違いですね…。ちなみに、海外で有名な金貨といえばメイプルリーフ金貨。こちらは純金でできており、世界中で名高い金貨です。1オンス金貨が約15万円ですので、名探偵コナンで盗まれた1万5000枚のメイプルリーフ金貨はなんと22億5千万・・・・。そんなバカな。

 

はてさて、コナンの黒い人たちさえも魅了してしまう金。

 

装飾品としてだけでなく工学・化学や生物学・医学の分野でも有用性のある金属というのが実に不思議です。まるで人間が使うために誰かが用意したような気さえします。

 

この輝きを見ていると、手元に置いておきたくなる誘惑にかられる、まさに神に賜った奇跡の鉱石ですね。

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以上、金っていいよね!

記念硬貨を買い逃してしまった思い出

買おうと思っていた記念硬貨を買い逃してしまった苦い経験、みなさんありますか?ええ、私はあります。

8回アジア冬季競技大会記念貨幣、額面が1000円の銀貨なのですが5万枚しか発行されていないんですよね。純銀です。銀地金の値段がグラム60円以上なので価値としてすでに額面を超えていますから、最初から値段が上がるのは確定しているようなもの・・・しかも5万枚しか発行されていない!惜しいことしました。

とはいっても、販売数を大幅に上回る申し込みがあったようなので、申し込んだとしても抽選漏れしていたでしょうが…。

1000円の記念硬貨が今、Amazonでは14,000円で販売されてますね。買えた人、本当に羨ましいです。おめでとうございます。くそっくそっ。

歴代のアジア冬季競技大会記念硬貨は人気があって、中には2万円を超えているものもあります。今年以降はこの記念硬貨を最後に発行されていませんしその予定もないみたいです。

次回発表される記念硬貨は何としても入手したいですね~。

 

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造幣局のホームページから引用しています。

http://www.mint.go.jp/coin/data/data_kinen_index_next.html

 

図柄(表)

スキージャンプフィギュアスケートの選手

図柄(裏)

大会エンブレムと開催競技のピクトグラム

素材

品位

純銀

量目

31.1グラム

直径

40mm

発行年

平成29年

 

以上、記念硬貨を買い逃してしまった思い出、でした!

記念硬貨ってなんだっけ?っていう人のための記事

今日は記念硬貨について思う事をツラツラと書いていこうと思います。

 

記念硬貨とは

・国家的出来事を記念して発行される硬貨(オリンピックとかですね)

・シリーズものもある 

・硬貨なのでお金としても使える

・発行枚数に限りがある

・地金型の記念硬貨と収集型の記念硬貨がある

・収集型はプレミアがついて額面以上の価値が

 

大体こんな感じです。

 

オリンピック記念硬貨なんかは有名なので見たことある人も多いんじゃないでしょうか。かくいう私も長野オリンピックの5000円記念硬貨を持っていました。たしか母親にもらったんだったかな。「キラキラして綺麗なコインだなぁ」と思ったことをよく覚えています。

 

オリンピックの他にも、万国博覧会を記念して作られたものや、天皇陛下のご在位○○年を記念したもの、ワールドカップの記念に作られるものなんかもありますね。

大きい空港やトンネルが作られた時にも発行されていてみたいで、調べてみるとなかなか面白いです。いつか全種類集めてみたいなぁなんて思っちゃったりもして(笑)

 

2017年現在、日本では34種類の記念硬貨が発行されているみたいです。日本以外でもアメリカやユーロ圏、カナダなんかでも発行されています。どこの国も人の記念事が好きなようですね(笑)

 

記念硬貨って素材が金とか銀とかで作られることが多いので、実は結構高いものってみなさん知っていましたか?天皇陛下御即位10周年金貨なんかは、額面的には1万円となっていますが、金の価値から換算すると時価10万円を軽くオーバーしたりするんですよ。しかも、その素材の価値に加え、発行枚数の少なさからくる希少価値なんかもついてしまうんです。

500円玉と変わらないくらいの大きさのコインなのに、1枚で10万円とか20万円とかするんですよ。すごくないですか?

 

そんな記念硬貨にはやはりプレミアがついたりします。人って好きですよね、プレミアもの。

 

希少価値があるからみんな欲しがる。だから高く売れる。

 

そうなんです、高いんです、記念硬貨

 

今回のお話は、実は記念硬貨も高いんですというお話でした。なんだかとりとめのない話になってしまいましたね。勢いで書き始めるとだめですね、ちゃんと何を書くか考えてから書かないと。

まあたまにはこういう日があってもいいでしょう(笑)

 

では今日はこのへんで

以上、記念硬貨ってなんだっけ?っていう人のための記事、でした!

偽古銭を掴まされないようにするには

さて、前回のブログでは紹介しきれなかった

ネットオークションで偽物の古銭を避ける方法

を紹介していこうと思います。

 

まず前回のおさらいですが

ネットオークションには、故意か過失かによらず偽物が出品されているケースがあります。そして今回は、この偽物をいかにして避けるか、です。

 

 

あまり詳しくない人でも見分ける方法として、一番わかりやすいのは「鑑定書のあるなし」でしょう。

 

悲しい事に価値のあるものは偽物が作られることが多々あります。これは宝石や有名な絵画なんかを思い浮かべていただくとわかると思います。

 

そこで重要になるのが「鑑定書」です。

 

鑑定書とはその名の通り、鑑定をして本物であるとされた証明書です。古銭ですと日本貨幣商協同組合が発行している鑑定書が有名ですね。

 

信用できる機関から発行された鑑定書があると、それが本物である可能性はグーンとあがります。まあその分多少割高にはなってしまうのですが。

鑑定といっても無料してもらえるわけではないので、まあそこは致し方ないといいますか、偽古銭をつかまされる事を考えると、多少の投資は必要かと思います。

 

ここで一つ気を付けてもらいたいというか、頭の片隅に入れておいて事があります。

それは鑑定書が本物だからといって、古銭が100%本物かというとそうではないという事です。

めったにある事ではありませんが、精巧な贋作ですと機関の鑑定を潜り抜けるケースがあります。

 

まあここまでくるとあまり気にしても仕方がない部分ではありますが、もし将来その古銭を手放すことになったとして、鑑定書があっても偽物だと言われるケースもないこともない、くらいに思っておくと良いでしょう。

 

 

欲しい古銭があったとして、全部が全部鑑定書付きのものが見つかるかといわれると、答えはNOです。

 

そこで、ネットショークションにおけるノウハウというかちょっとした小技を紹介しておこうと思います。

 

それは個人が出品しているものではなく、お店が出品しているものを購入するという事です。さらに言えば、実際にそのお店をネットや何かで調べてみて、実店舗があるお店なら尚良いといえます。

 

その理由ですが、個人出品者よりお店が出している方が信用できる、という事です。

仮にですが、悪徳業者が偽物を出品する場合、わざわざお店を作ってまでして出品するよりは、個人のアカウントで出品しそうですよね?実店舗なんてもっと作らないと思います。つまりそういうことです。

 

 

とまあ、今回紹介した方法で探せば、偽物ではなく本物の古銭を手に入れやすくなるのではないでしょうか。

 

以上、偽古銭を掴まされないようにするには、をお送りしました!

どこで手に入る?古銭を入手する方法

古銭とはその名の通り古いお金の事で、現在では普通のお店で購入することはできません。(そもそも、通貨というものは購入して手に入れるものではありませんが(笑))

 

 

では古銭をコレクションしている人は一体どういった経路で入手しているのでしょうか。

 

 

昔ながらの入手方法の一つとして、骨董品や古美術を扱っているお店があります。こちらの方法ではわざわざお店を探して買いに行かなくてはいけませんが、その煩わしさを補って余りあるメリットがあります。

それは何かというと、ご自分の目で古銭を見て(場合によっては手に取って)判断できるという事です。

 

硬貨や紙幣というものは特殊な加工をしたものを除けば、例外なく劣化していくものです。ですが、保管の方法によってはその劣化を限りなく少なくすることもできます。誰しも価値のあるものはその価値が下がらないようにしたいもの。現代まで残っている古銭の中には、そういった人たちの努力の結果、綺麗な状態で残っているものもあるのです。

 

劣化した古銭と状態の良い古銭、コレクターならどちらをより欲するかは決まっていますよね。

そういった状態の差を自身の目で見て判断できる。これが他の入手方法には無い、直にお店に行って購入する一番のメリットではないでしょうか。

  

では近所にそういった骨董品店がない場合や、お店はあるけど目当ての古銭がない場合はどういしたら良いの?と疑問に思う人へ、別の方法も紹介します。これは昔は不可能だった現代ならではの入手方法になります。

 

 

その方法とは、インターネットオークションを利用する事です。メジャーどころでいうと「ヤフオク」や「楽天オークション」が有名ですね。(少し毛色は違いますが「メルカリ」というサービスも有名です。)

 

インターネットオークションを使えば、全国各地から出品された様々な古銭を手に入れる事ができます。わざわざお店に買いに行く必要もなく、落札してお金を振り込むだけでいいので、やりようによっては家から一歩も出る必要もなく欲しい古銭と手に入れる事ができるわけです。とってもラクチンですね、いやぁいい時代になったものです。

 

しかし、サービスにはそれぞれメリットとデメリットがあるのが普通で、ネットオークションも例外ではありません。

そのデメリットとは、偽物をつかまされる可能性があるという事です。。

 

ネットオークションで出品されているものの中には贋作(にせもの)が混じっています。これは出品者が故意に偽物を出しているケースもありますが、本物だと信じて出品しているケースもあり非常に厄介です。

 

「家からお金が出てきた、調べたら高く売れる古銭みたい、よしネットオークションで売ろう!」こう考える人は世の中に結構います。しかし、家から出てきたお金だからといって、それが本物である保障はないのです。

 

実は、江戸時代など古銭が製造されていた時代には、悪い人が金銀銅などの分量をごまかした偽のお金や、幕府や藩ではなく民間で作った偽札などが多く流通していました。

 

家から古いお金がみつかったら、どんな物なのか調べる事はあれ、それが偽物だと思っていうことはなかなかないですよね。かくいう私も、昔古い紙幣を祖母から貰ったことがありますが、それが偽物かもしれないとはこれっぽっちも考えたことはありませんでした。

 

 

そうやってあまり古銭について詳しくない人の場合、偽物だと知らず本物だと思い混んで出品してしまうのです。

  

その点、骨董品店や古美術商で購入する場合、信頼できるきちんとしたお店を利用すれば、そういったリスクを減らす事ができます。

 

とはいえ、ネットオークションも、色々な種類の古銭が出品されているというメリットはバカにできません。中には数百万円以上の価値がある超レアな古銭やコインが出品されている事もあり、コレクターの中には常にチェックしている人もいるといわれています。

 

では次に、偽物をつかまない為にはどうすればいいのか、という事を書こうと思いましたが、長くなってきましたので、それは次回に回して一旦ここらへんでやめておこうと思います。

 

今回、二通りの方法を紹介しましたが、どちらの方法にもメリットとデメリットがあります。どちらが自分に合っているか、じっくり考えて納得のいく方法で古銭の購入を考えてみてはいかがでしょうか。

 

以上、どこで手に入る?古銭を入手する方法、でした!